コンピューター捜索批判 米上院委員長がCIA批判

 【共同】米上院のファインスタイン情報特別委員長(民主党)は11日に上院本会議で演説し、中央情報局(CIA)が情報特別委のコンピューターネットワークを勝手に捜索したとして、憲法違反で刑事訴追の対象となる恐れもあると強く批判した。

 特別委は、米中枢同時テロ後、ブッシュ前政権時代に行われたCIAによるテロ容疑者への過酷な「尋問技術」などに関する包括的調査を2009年3月に開始。この過程でCIAのネットワークから機密文書を不正取得した疑いがあり、CIAは裏付けのために特別委のコンピューターを捜索したという。

 国家安全保障局(NSA)による個人情報収集問題でテロ対策と情報公開のバランスを問われているオバマ政権は、新たな問題を抱え込んだ。

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