おとなしい太古のエビ 好物はプランクトン

 【共同】どう猛な捕食者だけじゃなかった-。太古の海に生息していた大型のエビのような節足動物「アノマロカリス」の仲間には、触手でプランクトンをこし取って食べるおとなしい種類がいたとする研究結果を、英ブリストル大などのチームが27日付の英科学誌ネイチャーに発表した。

 アノマロカリスは体長数十センチ以上になり、地球の多くが海に覆われていた約5億年前のカンブリア紀で最大の生物。従来は頭部から生えた2本の触手で獲物を捕らえて食べ、食物連鎖の頂点に立つ存在だったと考えられてきた。

 チームはグリーンランドで発掘された触手の化石を分析。カナダなどで見つかった別の化石の触手には、獲物を捕らえるのに適した短いとげが生えていたのに対し、グリーンランドの化石は枝分かれしたブラシのような細長いとげで、獲物を捕らえにくい構造だった。

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