GM、製品安全部門を新設へ〜バーラCEOが表明
- 2014年4月16日
- 米国ビジネス
ゼネラル・モーターズ(GM)のメアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)は15日、ディーラー団体などが主催した会合で講演し、製品の安全と品質を司る新しい国際部門を新設する考えを表明した。
ロイター通信によると、バーラCEOは「新しい自動車開発の方法によって最高水準の安全、品質、顧客サービスが提供され、点火スイッチの欠陥によるリコール(回収・無償修理)のような事態が二度と起きないようになる」と述べた。
バーラ氏は記者団に対し、リコール問題に関する社内調査は元連邦検察官のアントン・バルカス氏によって進められ、5月半ばから末までには終了すると説明しながら「バルカス氏の調査が終われば、われわれは適切な行動を起こし、申し上げた通り透明に事を進める。それが今の状況」と語った。
同氏はまた、点火スイッチの欠陥に絡んで運輸省道路交通安全委員会(NHTSA)から出された質問すべてに回答するため、GMの専門チームが24時間態勢で取り組んでいることを付け加えた。GMは先週、NHTSAの107件に上る質問への回答が今月3日の期限までに完了しなかったことを理由に1日7000ドルの罰金を科されている。
バーラ氏は「できる限り責任を果たしたいが、正確さを犠牲にするつもりはない」と話し、すべての回答がバルカス氏の調査完了後になる可能性も示した。
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