メキシコ新工場建設開始〜ブリヂストン

 ブリヂストンはメキシコ・グアナファト州での新工場建設の開始を発表した。約45000㎡の同工場では、自動車シート用ウレタンフォームを製造予定で、年間約36万台分を生産する。操業開始は2015年前半で、およそ100人の雇用産出が見込まれる。

 新工場は、自動車メーカーによって拡大したメキシコでの需要に対応する。ブリヂストングループは振興市場への大型投資を行っている。2月には、トラック、バス、産業車両、乗用車、農業機器用のタイヤを製造するブラジル・サントアンドレ工場での農業車両用タイヤの生産能力増強と乗用車用生産ラインの最新鋭化に、今後5年間で9億9000万レアル(4億ドル)の投入を発表した。今年4月にはロシアでタイヤ工場の建設を開始、更に、取替え市場で急増する乗用車用ラジアルタイヤへの需要に応える為、インド・プーナ市にある同社の第二タイヤ工場での生産能力拡大も進めている。これにより、2015年末までに乗用車1万台分、トラックやバス1000台分のラジアルタイヤ生産が可能になる。

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