インフィニティ用4気筒エンジン〜北米で生産開始
- 2014年6月25日
- 自動車関連
日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティは6月26日から、テネシーのデカード工場において、「インフィニティQ50」用の4気筒ガソリンエンジンの生産を開始する。
ルノー・日産とダイムラーが提携を組み、欧州仕様のインフィニティQ50、およびメルセデスベンツ「Cクラス」に搭載用の2.0リットル直列4気筒ターボエンジンを共同生産する。同工場では、400名分の新規雇用が創出され、エンジンの生産能力は年間25万基となる見込み。
インフィニティのヨハン・ダ・ネイシンCEOは、「この新しいパワートレイン工場の開業は、今後中国や欧州にも生産拠点を拡張するインフィニティにとって重要なステップとなる」と述べている。
現在インフィニティQ50は、栃木工場において製造されているが、年内にも中国の襄陽(シャンヤン)工場での製造を開始する。北米仕様の同車種にはこれまで、V型6気筒エンジンが搭載されてきたが、今回新しく4気筒エンジンが加わる事となった。
IHSオートモーティブは、デカード工場での生産が加わる事により、13年には38万7205基だった生産4気筒エンジン数は、15年には57万2000基にまで上がると予想している。同工場で製造されるエンジンは、インフィニティモデル「QX50」「QX60」へも搭載される予定。
また2020年までには、メルセデスベンツ「Cクラス・クーペ、セダン」「CLA」「GL-Cクラス」「GLA」搭載用にも年間6万7000基のエンジンが製造されると見ている。
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