過激派撃退、戦略見えず 紛争長期化は必至 新政権発足のイラク

 【共同】イスラム教スンニ派の過激派「イスラム国」がイラク北部の主要都市モスルを電撃的に制圧してから10日で3カ月。危機を招いたマリキ前首相は退陣に追い込まれ、後任のアバディ首相の政権が8日夜に発足したが、最優先課題であるイスラム国の早期撃退戦略はまだ見当たらない。紛争が数年に及ぶのは必至の情勢だ。

 シーア派のアバディ氏は8日、憲法上の期限だった10日を前に閣僚名簿を連邦議会に提出し、スンニ派、クルド人など主要各派の支持を得て政権を発足させた。内相にはシーア派民兵指導者を据えようとしたが、他派との調整が難航。スンニ派の起用を検討する国防相とともに人事を先送りせざるを得なかった。

 政権の顔触れは、副大統領になったマリキ氏を含め、各派の重鎮がずらり。イラクの専門家は「長年のライバル同士も多く、イスラム国撃退に向けた真の挙国一致体制がつくれるかどうか予断を許さない」と分析する。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
STS Career

注目の記事

  1. 2025年12月1日

    就職&雇用ガイド2025
    監修 STS Career https://usfl.com/author/stscar...
  2. 2025年10月8日

    美しく生きる
    菊の花 ノートルダム清心学園元理事長である渡辺和子さんの言葉に、「どんな場所でも、美しく生...
  3. 2025年10月6日

    Japanese Sake
    日本の「伝統的酒造り」とは 2024年12月、ユネスコ政府間委員会第19回会合で、日...
  4. アメリカの医療・保険制度 アメリカの医療・保険制度は日本と大きく異なり、制度...
  5. 2025年6月4日

    ユーチューバー
    飛行機から見下ろしたテムズ川 誰でもギルティプレジャーがあるだろう。何か難しいこと、面倒なこ...
  6.        ジャズとグルメの町 ニューオーリンズ ルイジアナ州 ...
  7. 環境編 子どもが生きいきと暮らす海外生活のために 両親の海外駐在に伴って日本...
  8. 2025年2月8日

    旅先の美術館
    Norton Museum of Art / West Palm Beach フロリダはウエ...
ページ上部へ戻る