インテル、電算スティックを発売へ 〜 2015年の成長見通しでは予想以上か

 インテル(Intel)は、親指ほどの大きさの電算スティックを2015年に市場投入する。

 コンピュータワールド誌によると、USBスティックと似た大きさの同スティックは、スマート・テレビやコンピュータ・モニターに差し込まれる機器で、プロセッサーのコアが搭載されたパソコンの拡張機器として活用される。

 インテルは、サンタ・クララで開かれた投資家向けウェブキャスト(遠隔会議)で同スティックを発表したが、具体的な機能については詳しい説明をしなかった。

 テレビに差し込む拡張機能スティックとしては、デル(Dell)が129.99ドルでさきに発売したワイズ・クラウド・コネクト(Wyse Cloud Connect)がある。

 ワイズ・クラウド・コネクトは、テレビのHDMIポートに差し込まれることで、利用者が使っているクラウド・サービスやインターネット・ゲームををテレビ画面に再生できるようにする。

 業界専門家らによると、インテルが今回発表したスティックはワイズ・クラウド・コネクトに対抗する製品とみられる。

 インテルはそれと同時に、2015年の業績見通しを発表し、パソコン向け半導体市場の持ち直しと安定化を理由に、売上高が「一桁台の中盤」で伸びるという予想を示した。

 インテルの2015年売り上げ成長率予想はこれまで、金融業界専門家らの予想平均が3.4%だったことから、インテルはその予想値を上回る成長見通しを示したことになる。

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