シティグループ幹部の変死、自殺の可能性が濃厚

 ニューヨーク市警本部は、18日に自宅で死亡しているのが見つかったシティグループのマネジメント・ディレクターについて、自殺の可能性があるとみて調査している。

 ウォールストリート・ジャーナルによると、亡くなったのはショーン・ミラー氏(42)。遺体は自宅浴槽で見つかり、手首やのどに自殺の可能性を示す傷があったものの凶器が見つからなかったため、当初は事件の疑いが持たれていた。

 しかし、遺体を動かしたところ下からナイフが見つかったため、ミラー氏はそのナイフでのどを切り、落ちたナイフにかぶさる形で浴槽に倒れ込んだと見られている。死因の特定は最終的な検視結果を待つ必要がある。

 ミラー氏はシティグループ環境社会リスク管理の国際責任者で、銀行が融資先によって環境や社会に影響を与えることを意識するよう呼びかける業界指導者として高く評価されており、人権保護にも熱心だったという。シティグループ関係者は強い衝撃を受けており、市内トライベッカ一帯の事業所には先週、グリーフ・カウンセラーが派遣された。

 市警の調べでは、ミラー氏は亡くなる前の土曜日(15日)の午後6時半前に、自宅アパートのエレベーターに男性と一緒に乗ったことが分かっている。男性は16日午後4時45分頃、前日と同じ服装で建物を出たが、約15分後に戻り、ドアマンにミラー氏との面会を求めた。しかしミラー氏は男性の入館を拒否するようドアマンに伝えており、警察はこの人物を探している。

 最後にミラー氏の姿が確認されたのは17日の午後6時半で、エレベーターに乗り込む様子が監視カメラの映像に残っている。また、ミラー氏のボーイフレンドという友人がその日の午後7時11分に電話で話をしたという。

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