得意の舞台で再浮上を 回転第3戦に臨む湯浅

 【共同】アルペンスキー男子のエース、湯浅直樹(スポーツアルペンク)がワールドカップ(W杯)回転の開幕2戦でW杯得点(30位以内)を獲得できず、正念場を迎えている。22日の第3戦会場は、2シーズン前に初めて表彰台に立ったマドンナディカンピリオ(イタリア)。得意とする舞台で「どう再浮上のきっかけをつかむかで頭がいっぱい」と巻き返しを期す。

 昨季は1月の第3戦で4位に食い込み、W杯の「スタートリストランキング」で14位に浮上。念願の第1シード入り(15位以内)を果たした。だが、第5戦で右足首を骨折し、強行出場した2月のソチ冬季五輪は2回目途中棄権と涙をのんだ。

 今季は足首痛と持病の腰痛に雪不足の悪条件も重なってシーズン前の滑り込みが足りず、出だしでつまずいた。14日にオーレ(スウェーデン)で行われた第2戦は1回目で途中棄権し、スタートリストランキングは30位に後退。第3戦で31位以下に転落すれば、第4戦からは出走順が大幅に下がるとみられる。

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