三井住友、子会社と統合へ 来年10月、シティ個人部門

 【共同】米国系のシティバンク銀行が国内の預金や現金自動預払機(ATM)といった個人向け部門を三井住友銀行に売却することで最終合意したことが24日、分かった。三井住友銀行は来年10月にシティから顧客や店舗を譲り受け、子会社のSMBC信託銀行に統合する。25日の取締役会で買収を正式に決める。

 シティは、提携金融機関分も含めると現金を引き出せるATMが世界で約190万台ある。個人部門を譲渡した後も最低2年間、シティに口座があった顧客に加え、SMBC信託の顧客もこれまでと同様のサービスを受けられるようにする見通しだ。

 シティの日本国内の預金量はことし6月末で約3兆8000億円。中堅地方銀行並みの規模があり、約1兆円は外貨預金とされる。三井住友銀行は海外融資に力を入れおり、ドルなどの外貨の調達手段を多様化し、調達コストの削減につなげる。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る