人工知能の専門家ら、NYCに集結 〜 ギガOM、業界会議を3月に開催

 人工知能(AI=Artificial Intelligence)はすでに非常に現実的になっている。その筆頭が、特定のパターン認識タスクにおいて人間を上回る成果を上げる統計機械(statistical machine)だ。

 ギガOM誌によると、コンピュータ・ビジョンや言語理解、異常検出といった領域では、過去数年で膨大な進歩を遂げた。

 それらの研究は、将来のAIシステムへの足掛かりと言える。いまから数十年後には、想像の世界でしかなかったことをコンピュータが実現している可能性もある。

 脳型ニューロシナプティック・マイクロチップの開発が進み、量子AIは10年後には現実になっているかもしれない。一部の専門家は、一般的なAI、そしておそらく人工スーパーインテリジェンスでさえも今世紀中に実現する可能性があると予測する。

 ギガOMは3月に、ストラクチャー・データ(Structure Data)会議をニューヨーク市で開催する計画だ。主要AIおよび機械学習研究者や実践者、思想家が講演者として参加し、AIが事業や経済、人間性に与える影響を議論する予定。

 ヤフー(Yahoo)のロン・ブラックマン氏、フェイスブックAI研究(Facebook Artificial Intelligence Research)のロブ・ファーガス氏、エンリティック(Enlitic)のアナ・ガーシック氏らの登壇がすでに決まっている。

 ストラクチャー・データ会議は、各種アプリケーション向けデータの管理と分析、活用を中心に発展してきた。

 データ分野では、バズフィード(BuzzFeed)やツイッター(Twitter)、ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)の専門家たちが講演する。

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