アドビとIBM、クラウド向け販促機能で提携 〜 データ技術で各種管理を最適化

 アドビ・システムズ(Adobe Systems)とIBMは、アドビの「マーケティング・クラウド」向けにIBMが専用のコンサルティング機能を構築することで提携した。IBMの双方向体験部門が開発を手がける。

 両社の発表によると、同機能は、企業が顧客との接点を総合的に統合できるようにするためのもので、顧客向けの特別プロモーションや特典提供プログラム、顧客関係の履歴を管理することができる。

 IBMの双方向体験部門は、利用者体験設計やシステム統合、戦略コンサルティングといったサービスを提供し、デジタル販促システムの開発と支援を手がけている。

 アドビ・マーケティング・クラウドは、大規模データ(big data)技術を活用して、企業が顧客とオンライン上で接触する場面で個別化したコンテントを提供できるようにするサービス。分析をはじめ、ウェブおよびアプリケーション体験管理、試験、広告、キャンペーン管理といった8つのソリューションが含まれる。

 「アドビとIBMが共同開発するソリューション群によって、双方の顧客に多大の恩恵がもたらされる」「モバイル・アプリケーションからショッピング・カート、小売店のデジタル表示まで、差別化された顧客体験を実現できる」と、アドビのデジタル販促担当上席副社長ブラッド・レンチャー氏は説明する。

 また、IBM双方向体験部門の世界統括責任者ポール・パパス氏は、「最近の調査の結果、消費者が求めているデジタル体験と実際の体験のあいだに乖離があることが明らかになった」「今回の発表は、消費者の期待と現実の差を販促担当者が埋めるのに役立つだろう」と述べた。

 IBMは、大規模データ分析技術を活用して、個別化されたコンテントや特典を提供する。たとえば、ある企業のウェブサイトやモバイル・アプリケーションにアクセスした人に対して、その人が購入過程のどの段階にあるかといった情報に応じて対応の仕方を調整するといったことが考えられる。

 今回の提携では、IBMの技術者がアドビ・マーケティング・クラウドの研修と認証を受け、また、IBMとアドビの合同班が各主要地域に設置される。

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