あらゆる分野の製品にIoTの応用が進む 〜 セビットでもっとも特異な5製品

 ドイツのハノーバーで開催中の国際情報通信技術見本市「シービット(CeBIT)」(日本語ではセビット)では、あらゆるものに通信技術が搭載されつつある状況が浮き彫りになっている。その代表格はモノのインターネット(IoT=Internet of Things)だ。

 IoTは、あらゆる業界の企業や製品、サービスに応用され始めている。シービットでもそれを象徴するように、興味深い新製品が数多く出展された。ウォール・ストリート・ジャーナルでは、おもな市場動向や有望性を示す5つの製品を以下のように取り上げている。

1. パーソナライズ大量生産

 「ロボチョップ(Robochop)」と呼ばれる産業ロボットは、スマートフォン用アプリケーションから送信された設計図にもとづいて、発泡スチロールをさまざまの形状に切り出すことができる。「重工業製造技術の門戸が一般の人に広く開かれる」「(商品化も)そう遠くない未来の機械だ」と設計者は説明している。

2. 通信機能搭載の自転車

 ドイツ・テレコム(Deutsche Telekom)とキャニオン・バイセクルズ(Canyon Bicycles )は、事故の際に緊急通報したり盗難された場合に所在地を知らせたりすることのできる自転車を開発した。
 GPS検知器と動作検知器、それにSIMカードを搭載するその自転車は、事故に遭った場合に乗っていた人に反応を求め、反応がなければ緊急通報する。また、各部の部品の状況も監視する。

3. 農作業をモニター

 農機製造大手のクラース(Claas)は、作物中の窒素含有率を測定する検知器を搭載し、その情報に応じて肥料を撒くことのできるトラクターを開発した。

 同トラクターは、畑で穀物を収穫中のコンバインに仮想接続することもできる。コンバインに積載される小麦やライ麦の量をトラクターが追跡して、満載になったコンバインに命令を出す。

4. バスタブをアプリケーションで制御

 水回り器具のメーカーであるドンブラハ(Dornbracht)は、デジタル制御の可能なバスルーム器具を開発した。アプリケーションから水温を調節でき、バスタブがいっぱいになるとアプリケーションに通知を送信する。

5. インターネット接続ミシン

 デュルコップ・アドラー(Durkopp Adler)の工業用縫製ミシンは、インターネット接続機能を搭載して性能を監視する。また、刺繍パターンの指示をミシンに送信することができる。

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