グーグル、アンドロイド・オートを投入 〜 ダッシュボードでアプリを操作

 車載ダッシュボードからグーグル(Google)のアンドロイド(Android)OS向けアプリケーションを操作できるようにするアンドロイド・オート(Android Auto)が市場投入された。

 インフォメーション・ウィーク誌によると、グーグルは2014年6月の開発者向け会議において、アンドロイド・オート・プラットフォームを発表しており、今回ようやくスマートフォン向けにリリースされ、同時に一部のメーカーから後付けのレシーバー製品が投入された。

 アンドロイド・オートは、スマートフォンからではなく車のダッシュボードからアプリケーションを操作できるようにするものだ。グーグルは、アプリケーション開発者がアンドロイド・オートと互換性のあるバージョンを開発することを望んでいる。

 アンドロイド・オートはグーグル・プレイ・ストアからダウンロードできる。アンドロイドのバージョン5.0「ロリポップ(Lollipop)」以上を搭載した機器に対応しているため、すでに市場に出回っている多数のスマートフォンとは互換性がないことになる。

 アンドロイド・オートを使うには、対応したアプリケーションと車またはヘッドセットが必要になる。その条件を満たす手段として、車載機器メーカーのパイオニアは、米国市場向けにアンドロイド・オートをサポートするレシーバー3機種を投入した。古い車でもパイオニアのヘッドセットを搭載すれば、アンドロイド・オートを使えるようになる。

 アンドロイド・オートは、下記の4つの基本機能を提供する。

1)グーグル・マップスを車載モニターに表示してナビゲートできる
2)手を使わずに通話やメッセージ送信を可能にする
3)グーグル・ナウを介して気象や交通、通勤に関した情報を提供する
4)スマートフォンの音楽やプレイリストをカーステレオで再生でき、車のハンドルに搭載されている操作ボタンで操作できる

 それらの基本機能に加えて、今後、開発者が独自のアプリケーションを追加できる。開発者向けのアンドロイド・オートSDKは2014年11月にリリースされており、テキスト・メッセージングと音楽の二つのAPI(application programming interface)が含まれている。
 今後、ワッツアップ(WhatsApp)やテキストミー(TextMe)、NPR、アイハートラジオ(iHeartRadio)、パンドラ(Pandora)、スポッティファイ(Spotify )といった人気のモバイル・アプリケーションが、アンドロイド・オート対応になる可能性がある。

 グーグルでは、ほかの機能のAPIも随時リリースすると説明している。

 アンドロイド・オートは、アップル(Apple)の車載ITシステム対応プラットフォームのカープレイ(CarPlay)やOSに制約されないミラープレイ(MirrorPlay)と競合する。カープレイはまだリリースされていないが、ミラープレイは後付けレシーバーがすでに発売されている。

 アップルは、2015年中に40機種以上のカープレイ対応製品が発売される見通しだと説明している。

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