緊急発進、過去2番目 943回、冷戦期並み

 【共同】防衛省統合幕僚監部は15日、領空侵犯の恐れがある外国機に対し、航空自衛隊の戦闘機が2014年度に緊急発進(スクランブル)した回数が943回だったと発表した。最多だった1984年度の944回の次に多く、旧ソ連機の活動が活発だった冷戦期並み。内訳はロシア機が最多の473回で、中国機が464回だった。

 中国機へのスクランブルは前年度から49回増えた。中国機は12月以降、沖縄本島と宮古島の間の公海上空で往復飛行を繰り返すなど、西太平洋への進出を活発化させている。同省はこれらの動きの中で「特異な飛行」と判断したケースを、その都度公表した。

 ロシア機への発進は前年度比114回増。4~6月が235回と約半分を占めた。3月末に北朝鮮が中距離弾道ミサイルを発射したことに加え、同時期に米韓両国が韓国で演習を実施しており、警戒監視のため、日本周辺での飛行が増えたとみられる。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る