ANAがスカイマーク支援 再建で追加の路線廃止なし

 【共同】民事再生手続き中のスカイマークの債権者集会が5日、東京地裁で開かれ、ANAホールディングスの支援を柱とするスカイマーク陣営の再生計画案が債権者の投票により可決された。計画案は債権総額の議決権ベースで約6割の賛成を獲得。東京地裁から同日に認可決定を受けた。不服申し立てがなければ9月上旬に確定する見通しだ。

 追加の路線廃止は当面ない見込みだが、便数の増減はあり得るといい、今後の戦略によっては利用者に影響も出そうだ。デルタ航空と組んで対抗していた米航空リース会社「イントレピッド・アビエーション」との争奪戦が決着し、経営破綻から半年を経て再建がようやく本格化する。

 ANAの長峯豊之取締役は東京都内での記者会見で、スカイマークとの共同運航について早期の実施に意欲を示した。羽田―札幌(新千歳)や羽田―福岡などANAグループの便数が多い路線を除いて「制約を設けずに検討したい」とした。

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