「反核の船」が復活航行 サンディエゴで廃絶訴え

 【共同】広島への原爆投下から70年の5日(日本時間6日)、1958年に太平洋のマーシャル諸島での米国の核実験を阻止しようとし世界で反核運動が高まるきっかけをつくった小型船ゴールデン・ルール号が核兵器廃絶を訴え、西部軍港都市サンディエゴの湾を航行した。 阻止行動の後、同船は航行不可能となったが、有志が復元を試み、今年6月に修復を完了、進水式が行われた。

 乗組員のヘレン・ジャカードさん(60)は「原爆が投下されたことを痛ましく思う。広島や長崎(の惨禍)が繰り返されないよう核廃絶や、原発の危険性を訴えたい」と語った。デービッド・ロブソン船長も「米国が、核兵器を減らすという核拡散防止条約(NPT)の義務を果たしていないことを知らせるのが使命の一つ」と話した。

 サンディエゴではこの日、追悼式典も開催。原爆が投下された日本時間の午前8時15分に合わせ、姉妹都市の横浜市から寄贈された鐘が鳴らされ、出席者が黙とうをささげた。広島で被爆したサンディエゴ在住の河村幾之助さん(72)が「過去を忘れないことで、(より良い)未来を誓うことができる」と話した。

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