コマツ、ドローンでブルドーザーを誘導 〜 米スカイウォッチとシステム開発

 重機大手のコマツは、人手不足に対応するために、米無人飛行機(ドローン)メーカーのスカイウォッチ(Skycatch)との共同開発による作業トラック誘導システムを導入した。

 マニュファクチャリング・ビジネス・テクノロジー誌によると、スマート・コンストラクション(Smart Construction)と呼ばれる同システムは、ブルドーザーを含む作業車両をドローンによって誘導することで、無人の重車両類を作業現場で稼働させることを可能にする。

 ドローンが現場周辺の状況をリアルタイムで調べ、各種のIT機器を搭載されたトラックにそれらのデータがドローンから無線転送される。

 コマツによると、スマート・コンストラクションを導入することで、現場作業員らが2週間かかる仕事量を3機のドローンによって30分でこなすことが可能になる。

 また、複数のドローンによって現場表面を立体地図化できるため、現場に搬入された資材類の量を逐次に確認できる。

 同システムは遠隔操作に対応するが、現場の安全を確保するために数人の監視役が現場にいる必要がある。

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