日米首脳、19日にマニラで会談 対テロ、南シナ海で連携へ 

 安倍晋三首相は19日、オバマ大統領とフィリピンのマニラで会談する。中国が人工島造成を進める南シナ海問題について「法の支配」の重要性を踏まえ、連携対処する方針で一致。パリ同時多発テロでは、日米の結束と新たなテロ阻止に向けた協力を確認する。環太平洋連携協定(TPP)の大筋合意を受け、早期発効への取り組み強化でも足並みをそろえる方向だ。

 南シナ海問題をめぐり、中国はマニラでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で議題として取り上げられないよう、関係国への働き掛けを強めている。

 首相は会談で、米艦船を人工島12カイリ内に派遣する「航行の自由」作戦への支持をオバマ氏に直接表明。「力による現状変更の試み」は許されないとの原則に基づき、中国に対応を迫ることで一致するとみられる。(共同)

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