12日のニューヨーク市場の原油先物相場は、指標となる米国産標準油種(WTI)2月渡しが時間外取引で、1バレル=30~31ドル台の安値圏で推移した。時間外取引で30.41ドルまで下げる場面もあった。中国の景気減速などに伴う原油の供給過剰感が引き続き、相場を圧迫しており、2003年12月以来、約12年1カ月ぶりとなる30ドル割れが迫ってきた。
ナイジェリアのカチク石油資源相は12日、石油輸出国機構(OPEC)に加盟する数カ国が臨時総会を開くよう求めたことを明らかにした。原油価格の下落阻止を目指して減産を訴えているとみられる。ロイター通信が伝えた。
WTI2月渡しは11日に一時1バレル=30.88ドルに下げた。終値は前週末比1.75ドル安の31.41ドルだった。(共同)
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