アップル、新興企業ラーンスプラウトを買収 〜 学校向けにアイパッドを販促

 アップル(Apple)は、分析ソフトウェア新興企業のラーンスプラウト(LearnSprout)を買収したもよう。

 「アップルは、中小企業をときおり買収するが、それに関する目的や計画については説明しない」というのが、企業を買収する際のアップルの決まり文句で、アップル広報部は28日、ブルームバーグの取材に対してもそう対応した。

 アップル・インサイダー誌によると、ラーンスプラウトの分析ソフトウェアは米国内で2500以上の企業に採用されており、健康関連や参加数といった分野で動向を追跡して傾向を発見および分析するために使われている。

 業界専門家らによると、ラーンスプラウト買収は、アイパッド(iPad)を学校向けに販促するための布石とみられる。iOS9.3には、複数の生徒が1台のアイパッドを共用できる機能が追加されており、また、クラスルームという教師用アプリケーションも投入されている。

 アップルはさらに、アップル・スクール・マネージャーという新たなウェブ・ツールも開発している。同ツールは、大勢の利用者用のアップルID設定や新たな学科の構築、大量のアプリケーションおよび書籍購入といった仕事を簡便化する。

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