米国に亡命するため、中継地となる中南米諸国に不法に入国するキューバ人が急増し深刻な問題となりつつある。中米諸国でつくる中米統合機構(SICA)と関係国は24日、特別外相会議を開き、対応を協議したが、合意には至らなかった。
スペイン通信によるとニカラグア政府は今月16日、南の隣国コスタリカが、米国を目指すキューバからの移民に特別ビザを発給し、米国への通過ルートにあたるニカラグアへの不法入国を助長しているとして「国際法を無視した無責任な行為」だと国連に訴えた。
24日現在、3000人以上のキューバ人がニカラグアとの国境付近のコスタリカ国内で足止めされている状態だという。(共同)
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