就職&雇用ガイド2025

就職・転職のベストシーズン

11〜12月 
アメリカではこの時期をホリデーシーズンと呼び、10月30日のハロウィンが終わると町は瞬く間にホリデー仕様に模様替えされる。この時期は、家族や友人へのクリスマスプレゼントの購入のため、年末にかけて消費活動が盛んに行われる。このいわゆる年末商戦は小売業界の年間売上の30-40%を占めるともいわれており、需要に応じて小売業や物流業ではシーズナルな人員補充が行われる。近年ではオンラインショッピングの台頭に伴い、Eコマース関連のカスタマーサービス職やIT職もその対象となる。 

一方で、BtoB業界やフルタイムのポジションは雇用が縮小する傾向にある。世の中全体がおやすみモードであり、里帰りなどで長期休暇をとる社員も多いため、採用活動含めビジネス全体がスローになるためだ。 
 またアメリカは日本と異なり、Fiscal Year(会計年度)をCalendar year(暦年)と統一し、12月締めとする会社が多い。よって、事業計画や予算の面からも年内は採用を行わず、新年度まで待つケースが一般的。 

1〜2月 
新たな会計年度に入り採用の準備が整う企業が多いため、一年のうちで就職・転職のベストシーズンといわれる。1月はホリデーシーズンの尾を引く傾向にあるため求人の投稿が増えるのみで、2月から面接の案内が届くなど採用活動が本格化することが多い。と同時に、年が明けると動き出す求職者も増えるため、競争率も高くなる。 

3〜5月 
アメリカでは日本のように新春に対する強いスタート意識はあまりないものの、以下の理由から依然として求人が一定数ある傾向にある。 

  • 卒業シーズンに合わせた雇用 
    アメリカの卒業シーズンである5、6月に合わせて、優秀な人材を確保したい企業が積極的に人材確保に動き出す時期。 
  • 日本の新年度に合わせた雇用 
    日本本社と繋がりが強い日系企業は、4月に行われる異動・人事編成にあわせて採用を行う企業も少なくない。 

6〜8月 
アメリカのサマーシーズンは長期のバケーションを取る人が多くいる。デシジョンメーカー(採用決定権のある人)がオフィスを留守にするケースもあり、採用活動もスローダウンする傾向がある。 
 

9〜10月 
この季節は、1〜2月の次に就職・転職活動にもっとも適した季節だといわれている。再び雇用が拡大する理由は以下の通り。 

  • 再始動のシーズン 
    約3カ月のバケーションシーズンが終了し、ビジネスが再び軌道に乗り始める季節。人々のモチベーションも高く仕事の生産性も高い季節なので、採用活動にも本腰が入るケースが多い。 
  • 緊急性の高い求人増加 
    来る年末・ホリデーシーズンに備えたい、また第4四半期に入り予算が不足する前にリソースを確保したいという姿勢から、緊急性が高く即日勤務開始を求める求人が増加する傾向にある。 
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