中国軍艦が先週、沖縄県・尖閣諸島周辺の接続水域を航行したのに続き、日本時間15日には鹿児島県口永良部島沖の領海に侵入した。南シナ海情勢を巡り中国と厳しく対立する米国では、中国が日本に対し挑発的な動きを強めることへの懸念が軍事専門家の間で高まっている。
中国軍艦は16日にも沖縄県・北大東島の接続水域を一時航行したことが確認され、日米両政府は連携し、中国の意図の詳細な分析を進めている。
北東アジアの安全保障問題に詳しい笹川平和財団米国(SPF-USA)のジェフリー・ホーナン研究員は尖閣周辺の接続水域航行に関し、日本が中国艦の航行を黙認するようになると、結果的に中国に尖閣周辺海域の管轄権を認めてしまうことになると指摘。「中国は日本がどう反応するかをテストした」と分析した。(共同)
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