エックスワン、3D印刷市場の有望性を証明 〜初の決算報告で黒字達成

 3D印刷技術専門のエックスワン(ExOne)は、直近の四半期決算で同社初となる純利益を計上し、2013年通年決算について楽観的見通しを示した。

 インベスターズ・ビジネス・デイリーによると、エックスワンの2012年12月31日締め第4四半期の売上高は1270万ドルで、最終損益は90万ドルの黒字だった。前年同期の売上高270万ドルから大幅増収を達成した。

 エックスワンは2013年の売上高について、2012年の2870万ドルのほぼ2倍に相当する4800万〜5200万ドルに増加、利益率は42〜46%という予想を示している。

 3D印刷機市場の将来性については見方が分かれており、一部の専門家らが楽観視する大幅成長の行方は不透明だ。しかし、2月に株式上場した同社の株価は初日に47%上昇しており、今回の決算報告でも黒字化を早々と達成したことは、3Dプリンター市場の成長期待が楽観論ではないことを示したと言える。

 3D印刷技術は、ハイテク報道界でも注目される分野の一つでもある。

 同分野では3Dシステムズ(3D Systems)やストラタシス(Stratasys)といった企業が先行している。ただ、エックスワンのデイビッド・バーンズ最高業務責任者(COO)はアナリストとの電話会議で、「競合相手は3D印刷企業ではなく、伝統的製造技術を持つ企業である」と述べた。

 バーンズCOOはまた、3D印刷システムの標的顧客として大手法人を挙げる。

 同社は、第4四半期には印刷機8台を販売し、2012年合計で13台を受注した。ちなみに2010年と2011年の販売台数は2年合計で8台だった。2013年に入ってからは第1四半期だけで4台を納品しており、第2四半期も4〜6台の納品がすでに決まっている。

 エックスワンは、3D印刷機を持たない企業向けに3D製造を請け負う2ヵ所の製作サービス・センター(PSC=production service center)を追加する計画で、2013年内にはさらに1ヵ所を増設する考え。

 同社は2015年までにPSCの数を現在の5から15に増やすことを目指している。

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