ゴキブリ甘み嫌いに進化 駆除剤避け生き延びる

 【共同】甘く味付けした駆除剤を食べないゴキブリが出現したのは、糖を味わったときに逆に苦みを感じる神経回路が働くようになり、「甘い物嫌い」に進化したためだと、ノースカロライナ州立大の勝又綾子主任研究員(神経行動学)らが24日付の科学誌サイエンスに発表した。

 ゴキブリの高い環境適応能力の一端を示す成果。勝又さんは「ゴキブリは駆除の対象なので、味覚研究は遅れている。甘い物嫌いのゴキブリは日本にも現れているのではないか」と話している。

 勝又さんによると、ゴキブリを引き寄せるために甘くした駆除剤は1980年代に普及したが、数年後にはこの駆除剤を食べない体長1-1.5センチのチャバネゴキブリが米国に現れた。

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