限定攻撃視野に米軍配置 オバマ政権、圧力強める

 【共同】オバマ政権は、シリア政府軍が21日に首都ダマスカス近郊で化学兵器を使用したとほぼ断定、軍事介入の是非について本格的な検討に入った。既にシリア沖の地中海に展開するミサイル駆逐艦を4隻態勢に増強、巡航ミサイル「トマホーク」などによる国外からの限定攻撃が選択肢として浮上しているもようだ。

 オバマ政権は過去の例と比較にならないほど犠牲者が多い点を重大視し、迅速な対応が必要と判断。武力行使をちらつかせることで、シリアのアサド政権が化学兵器使用をさらに拡大しないように圧力をかける狙いもあるとみられる。

 米政府高官は25日、国連調査団の現地入りについて「時機を逸している。シリア軍の砲撃で(化学兵器使用の)証拠は深刻なまでに破壊されている」と指摘。米政府の政策決定は必ずしも調査結果に左右されないとの考えを示唆した。

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