ボスニア虐殺で国に責任 オランダ最高裁

 【共同】オランダからの報道によると同国最高裁は6日、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争中の1995年のスレブレニツァ虐殺事件で殺害されたイスラム教徒のうち3人は、国連防護軍として派遣されていたオランダ部隊が保護を拒否したため殺害されたと認め、国に賠償責任があるとの判断を示した。

 約8千人が殺害された同事件では、オランダ部隊がイスラム教徒をセルビア軍に引き渡したことが問題となり、オランダでは2002年に内閣が総辞職した。国の法的責任を最高裁が認めたのは初めて。

 3人はオランダ部隊の通訳を務めていた男性らの親族。部隊に保護を求めたが、国連の被雇用者ではないとして拒否され、その後殺害された。最高裁は、法的責任は国連ではなくオランダ国家にあるとした。

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