武力行使回避が理想 オバマ氏、介入方針は維持

 【共同】オバマ大統領は6日の20カ国・地域(G20)首脳会合閉幕後の記者会見で、シリアのアサド政権による化学兵器使用を確実に防ぐ手段があれば「国際社会として(共同の)行動をしたい」と述べ、可能な限り武力行使を回避するのが理想だとの考えを示した。

 シリアへの軍事行動の決断を表明後、オバマ氏が回避の可能性を示唆したのは初めて。ただ、現時点で武力攻撃以外の現実的な案はないとして介入方針は維持した。

 シリアへの軍事介入に対する米国民の支持は広がっておらず、野党共和党が多数を占める議会下院での承認も難航する見込み。

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