ルノー日産、ダイムラーと提携拡大〜三菱ふそうに商用バン供給
- 2013年9月11日
- 米国ビジネス
仏ルノー・日産自動車連合と独ダイムラーは11日、日産がダイムラー傘下の三菱ふそうに商用バンを供給することで世界的な提携を強化すると発表した。
ブルームバーグ・ニュースによると、日産は三菱ふそうに対し、海外市場向けの商用バン「NV350アーバン」を供給する。
フランクフルト国際自動車ショー会場で記者会見したダイムラーのディーター・ツェッチェ社長は、「今後も提携各社にとって合理的な新事業を追求していく」と述べた。日産ルノーのカルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO)も、「両社の提携関係には制限もタブーもない」と語った。
日産は2014年から、テネシー州デカード工場で、インフィニティとダイムラーのメルセデスベンツ向けに中型エンジンの生産を開始する。
ツェッチェ社長によると、両社は大型バンに関しても提携を拡大させる可能性がある。ダイムラーは現在、独フォルクスワーゲン(VW)に小型商用車のメルセデスベンツ「スプリンター」をOEM(相手先ブランドとして)供給しているが、契約は16年に終了することが決まっている。ただ、OEM供給の終了と日産ルノーとの提携は別問題だと、ツェッチェ氏は強調した。
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