「宝くじに当たるはずだから」〜あきれた借金滞納の理由
- 2013年10月11日
- アメリカ発ニュース
クレジットカード利用者の中には、返済が遅れた理由を聞かれて「宝くじに当たるはずだから」と答えるなど、信用評価が下がって当然と思われる人がいることが、金融業者や保険業者に法規関連の最新情報を提供するモーゲージカレンツィー・コム(MortgageCurrentcy.com)の調査で分かった。
ロサンゼルス・タイムズによると、同ウェブサイトが住宅ローン業者に、印象に残る借り手とのやり取りを尋ねたところ、じつにさまざまな答えが集まった。レストラン経営に失敗して破産申請したことがある男性は、その経緯を「自分が引退した後、経営を教われるだろうと思って娘と共同で店を購入した」と説明したが、それが破産とどう結び付くかはさておき、娘の年齢は当時9歳だった。
ある女性は「自分の信用記録は完ぺきなはず」と主張したが、その理由は「請求はすべて集金代行業者を通して期日内に払ったから」と説明した。集金代行業者が介入すること自体が問題なのを分かっていなかった。
さらに、性転換して女性になった借り手が「不良債権はすべて男性時代のものなので、今の自分とは関係ない」と主張する例もあった。
ほかに、飼い猫の化学療法で金が必要だった、自己破産を申請したのは1月だが今は3月なので心機一転新しいスタートを切りたい、繰り返し90日以上滞納したのは四半期ごとの支払いを選択しただけ、といった理解しがたい理由もあった。
カード返済が何度か遅れた女性は「郵便物を開くと不安障害に襲われるので、医者の言いつけに従い郵送された請求書はどれも払わなかった」と話した。払い切れないほどカード残高を貯めたのは「宝くじに当たることが保証されていたから」と説明した女性もいた。
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