イラン、譲歩案提示 外交解決に期待

 【共同】イラン核問題をめぐる同国と、国連安全保障理事会の5常任理事国にドイツを加えた6カ国との協議が15日、ジュネーブで2日間の日程で始まり、イランの交渉責任者、ザリフ外相が新たな譲歩案を提示した。8月に就任した保守穏健派、ロウハニ大統領は核兵器開発疑惑の解消に意欲を見せており、外交解決に期待が高まっている。

 実務協議としては4月のカザフスタン以来でロウハニ政権下では初めて。イランが欧米との関係改善にも前向きな姿勢に転じたことから、これまで断続的に行われてきた核協議の大きな節目となる可能性がある。

 協議は初めて通訳を介さず英語で行われた。提案の詳細は不明だが、軍事転用が懸念される濃縮度約20%のウランの製造停止や、国際原子力機関(IAEA)による核施設への査察拡大などが盛り込まれ、見返りとして懸案となっている欧米による経済制裁の緩和を求めたとみられる。

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