口コミの多さに地域差〜ブランド関連、1位はヒューストン
- 2013年11月1日
- 米国ビジネス
消費者の日常会話にブランド関連の話題が最も多いのはテキサス州ヒューストン、という調査結果が発表された。
USAトゥデイによると、市場調査のケラー・フェイ・グループ(Keller Fay Group)が過去2年間かけて国内の主要50都市で消費者7万5000人に日常会話およびオンライン通信の内容を尋ねたところ、ブランドに関する話題が全米で1日21億件に上ることが分かった。また、ソーシャル・メディアの利用が増えた現在も、ブランドに関する情報交換の90%以上はオフラインの会話で行われているという。
ブランド関連の口コミが最も活発な都市はテキサス州ヒューストンで、消費者1人当たり1週間に平均95件と、全米の79件を大きく上回った。2位はフロリダ州ジャクソンビル(94件)、3位は同マイアミ(93件)。
以下、ユタ州ソルトレイクシティ、ジョージア州アトランタ、ルイジアナ州ニューオーリンズ、ロサンゼルス、サンディエゴ、バージニア州ノーフォーク、フロリダ州ウェストパームビーチと続き、上位10都市中7都市が南部に集中している。
話題に上るブランドの内訳は、全米では多い順にメディア、エンタテインメント、食品・飲食店だった。ただし、車に関してはヒューストンが最も多く、他の都市より自動車ブランドの話をする傾向が37%も高いなど、場所によって順番が違った。金融サービス関連のブランドの話はジャクソンビル(56%)、旅行サービス関連はマイアミ(75%)が最も多かった。
ケラー・フェイのエド・ケラー最高経営責任者(CEO)によると、販売業者は消費者間の口コミが販売の強力な促進要素であり、消費者がお互いを最も信頼していることを知っている。このため、ブランド一般や自社が属する分野の口コミがより活発な場所で広告を行うようになっている。
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