ツイッター、初値45ドル超で上場 〜 ソーシャル・メディア・バブル懸念も
- 2013年11月7日
- ハイテク情報
6日にIPO(新規株式公開)価格を26ドルに設定し、7日にニューヨーク証券取引市場に上場したツイッター(Twitter)は、初値45.10ドルをつけ、株価は間もなく50.09ドルまで上昇し、一時は公開価格より93%も高い価格まで高騰、その後、利益確定の売りが入り、結局、44.90ドルで引けた。
CNNマネー誌によると、その結果、ツイッターのIPOによる資金調達額は18億2000万ドル、企業評価額は244億ドルに達した。リンクトイン(LinkedIn)が上場した際も公開価格の2倍以上まで上昇したことから、市場関係者の間ではツイッター上場をリンクトインの動きと似ている、と指摘する声もある。
また、ツイッターの上場は、2012年に満を持して上場したフェイスブック(Facebook)以来の大規模IPOとなり、ソーシャル・メディア株に対する投資家の期待が改めて浮き彫りになった。フェイスブックは上場初日に160億ドルの巨額を調達した。
フェイスブック株は上場後しばらく低迷したものの、2013年下半期に入ってから復活し、同時にリンクトイン株も上昇基調に転じたことから、ソーシャル・メディア株に関しては、90年代後半のドット・コム・バブルの再来を懸念する見方も浮上している。
実際、ツイッターは2013年1〜9月に4億2200万ドルの売り上げを記録したものの、1億3400万ドルの赤字を計上しており、前年同期に比べて赤字幅は拡大している。
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