核心施設の査察認めず イラン、来月再協議

 【共同】イランは11日、国際原子力機関(IAEA)に対し一部核施設への査察拡大を認め、核問題解決へ一歩踏み出す姿勢を示した。だが、核兵器用の高性能爆薬の実験をした疑いのあるパルチン軍事施設の査察は認めないなど、核心部分では譲歩していない。核兵器開発疑惑の解明には依然難題が多い。

 IAEAはイランと11日にテヘランで実務協議も開催。IAEAのバルヨランタ事務次長は協議後、12月11日にウィーンで再び協議することを明らかにした。

 イランのサレヒ副大統領兼原子力庁長官は、IAEAの天野之弥事務局長との間で「協力の枠組みに関する共同声明」に署名。西部アラクで建設中の実験用重水炉で使う重水の生産施設の査察容認など、6項目を最初の措置に挙げ、3カ月以内に履行すると約束した。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る