シリア難民キャンプに雪 真冬到来に不安
- 2013年12月11日
- 世界のニュース
【共同】レバノンなど中東一帯は11日、この冬一番の寒波に見舞われ、隣国シリアの内戦を逃れた難民がテント生活を送るレバノン東部ベカー平原には初雪が降った。テント暮らしのシリア難民はレバノンだけでも8万人に上るとされ、さらに寒い冬本番を乗り切れるか不安を募らせている。
ロイター通信によると、シリア国境に近いベカー平原のキャンプでは、テントが風雪であおられないよう、土のうやタイヤを周りに積む難民の姿が見られた。
1週間前にキャンプに着いた一家のテントでは、地面が泥状になり、入り口から雪が吹き込んだ。片隅の暖房器具の周りに子どもが集まる。イブラヒムさん(27)は「シリアにいた方がましだった。もし死ぬとしても自宅で死ねる」と語り、新しい難民への支援が不十分だと訴えた。
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