ムシャラフ氏の渡航認めず パキスタン特別法廷

 【共同】パキスタンのムシャラフ元大統領を反逆罪に問う手続きを進めるため設置された特別法廷は31日、心臓の異常を訴え、国外で治療を受ける必要性を主張していたムシャラフ氏の請求を退けた。

 ムシャラフ氏は1月2日、法廷に向かう途中で不調を訴えて病院へ駆け込み、そのまま入院した。同法廷は医師団を組織して健康状態を調べるなど対応を検討していた。

 2007年に非常事態を宣言し、憲法を停止させたムシャラフ氏に対し、シャリフ政権は昨年11月、反逆罪に問う手続きを開始すると表明。特別法廷が設置されたが、ムシャラフ氏は出廷を拒んでいる。

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