3月1日までに大半搬出 シリア化学兵器、大使言明

 【共同】シリアのハダド駐ロシア大使は11日、インタファクス通信に「(シリアの)化学兵器の大部分、もっとも危険な部分は3月1日までに(国外に)搬出される」と言明した。

 シリアの化学兵器は国連決議に基づき、6月末までに全廃されることになっている。大使は「期限までに片付けると思う」と述べ、期限は守る姿勢をあらためて示した。

 化学兵器禁止機関(OPCW)の計画では、シリア政府は当初、2月5日までに化学物質約1300トンをすべて国外に搬出する目標だった。欧米はアサド政権が搬出を故意に遅らせたと疑念を深めているが、政権側は内戦が理由だとしている。

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