国頼らず、独自で除染 IAEA会合で伊達市長
- 2014年2月21日
- 日本発ニュース
【共同】福島県伊達市の仁志田昇司市長は20日、ウィーンにある国際原子力機関(IAEA)で開かれた放射線防護に関する専門家会合で、東京電力福島第1原発事故直後、被ばく対策の迅速な実施が重要だったと強調、国の指導は頼りにならず「市独自で校庭や園庭の表土除去など除染を始めた」と語った。
仁志田市長は妊婦や子供に小型線量計(ガラスバッジ)を配ったほか、プールも除染するなど子供の被ばく対策から優先的に実施したと説明。2012年7月から1年間、全市民の被ばく線量も測定したと述べた。
一方、高線量地域の除染活動が進むにつれて、除染の必要がない地域でも徹底的な除染を求める声が強くなったと説明。現時点で長期的な目標線量の年間1ミリシーベルト以下にしなければならないとの考えが強く「避難している被災者の帰還にも悪影響を及ぼしている」と話した。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ