日露特区経営も 北方領土問題で森元首相
- 2014年2月20日
- 日本発ニュース
【共同】森喜朗元首相は20日の福岡市での講演で、北方領土問題について「何が何でも四島返還ではなく、ロシアが返せないのなら特区の形で、日露両国で経営するやり方もある」と述べ、問題解決へ両政府が柔軟に対応するべきだとの考えを示した。
シベリア開発など経済面で、ロシアは日本との関係強化を求めていると指摘。北東アジアの安定構築のため「日本が多少遠慮してでも、しっかり手を組む政治決断をするべきだ」と訴えた。
さらにロシアのプーチン大統領が言及している領土交渉の「引き分け」決着に触れ、「どちらも負けにならない具体的な案を、両方の外務省が必死にまとめている」と明らかにした。
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