全通話を盗聴録音と報道 6カ国で米情報機関

 【共同】ワシントン・ポスト(電子版)は18日、米情報機関が海外6カ国における全ての通話内容を盗聴録音し、最長1カ月間保存できるシステムを構築していたと報じた。米中央情報局(CIA)元職員、エドワード・スノーデン容疑者が暴露した機密資料や米当局者らの話を基に伝えた。

 オバマ大統領は1月に情報収集活動の改革策を発表した際、一般市民の通話などを無差別に情報収集の対象にしないとの考えを示した上で、外国の国民にも米国民と同等にプライバシーへの配慮を行うと表明している。報道内容との整合性が問われそうだ。

 同紙は6カ国がどこかは伝えておらず、米当局からの要請に基づき、盗聴録音の対象国が分かる可能性のある詳細な情報については、報道を控えるとしている。

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