公金で自宅改修、不当利益 南ア大統領、選挙に影響も

 【共同】南アフリカで政府の不正を調査する「護民官(オンブズマン)」は19日、多額の公金が投入された故郷の自宅改修でズマ大統領が不当な利益を得たとして、ズマ氏に一部支払いを求める報告書を発表した。5月7日に予定される総選挙に影響を与える可能性もある。南ア通信などが伝えた。

 護民官は同国憲法に基づき議会に指名される役職。

 報告書によると、ズマ氏の故郷、東部クワズールー・ナタール州ヌカンドラの自宅改修の総額は2億4600万ランド(約23億円)。警備面の向上が目的とされたが、ウシやニワトリの囲い、プールなどもつくられた。

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