企業機密窃取へ懸念 中国に対し米報告書

 【共同】米通商代表部(USTR)は30日、米通商法スペシャル301条(知的財産権の保護条項)に基づく年次報告書を発表、中国に対し「企業機密の窃取に引き続き深刻な懸念がある」と警告した。こうした行為を根絶するため中国政府に「真剣な対応」を強く求めた。

 報告書は、中国発のサイバー攻撃などで米国など海外企業の機密が盗まれており「中国の国有企業や民間企業が競争上、有利となる形で活用されている」と指摘。「刑事罰が科されず、窃取が継続的になされている」と危機感を表明した。

 中国を、インドやロシアなど9カ国とともに「優先監視国」に指定した。制裁条項はないが2国間協議などで状況改善を迫る方針だ。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る