白バイ400台をハーレーに〜加州高速隊、BMWから乗り替え
- 2014年5月27日
- 米国ビジネス
カリフォルニア州高速道路交通警察隊(CHP)が、パトロール用オートバイをこれまでの独BMW製からハーレーダビッドソン製に切り換えている。CHPがハーレーを採用するのは1989年以来となる。
ウォールストリート・ジャーナルによると、州警察局は2013年、老朽化した約400台に代わる新車の購入で競争入札を行い、販売店のオークランド・ハーレーダビッドソンが13年型「エレクトラ・グライド」で落札した。
オークランド・ハーレーは、サスペンションや配線を改良したほか、警察官が違反切符を交付する時などに作業しやすいようガソリンタンク上にクリップボードを備えた。同店は既に121台を納入し、年内にも47台を供給する計画だ。
同店の共同創業者マイク・ゲンスナー氏によると、エレクトラ・グライドの標準価格は2万4239ドル、警察仕様は約2万8300ドル。
CHPが00年に行ったハーレー「FLP-I」、BMW「R1100」、カワサキ「KZ1000」による競争入札では、BMWが契約を獲得した。CHPの現在のオートバイ所有数は415台。ゲンスナー氏によると、BMW車の大半は走行距離が14万マイルを超え、維持費がかさんでいた。
州内の自治体警察では、ロサンゼルス市がこのほどBMW車の購入で5年契約を結んだのをはじめ、450機関がBMWのオートバイを採用している。一方のカワサキも、サンフランシスコ、サンノゼ各市のほか、ロサンゼルス国際空港警察局と契約を交わしている。
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