血痕発見も「無事」と連絡 中国からメール、偽装か

 【共同】大阪市西成区の准看護師岡田里香さん(29)の遺体が東京で見つかった事件で、岡田さんの母親が今月上旬に部屋を訪れ、大量の血痕を見つけた後にも、本人を名乗り無事を伝えるメールが届いていたことが30日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、母親はベッド脇で1メートル四方の血痕を見つけ、心配して岡田さん宛てにメールを送信。無事を知らせる返信があったが「普段と何かが違う」と文面に違和感を覚え、大阪府警に届けた。

 発信元を解析すると、中国から送信されたと判明。母親が届ける前日の3日には元同級生で日系ブラジル人の女(29)が、岡田さん名義の旅券で中国・上海に渡っており、西成署捜査本部は元同級生が、失踪が発覚するのを遅らせるために送信した可能性があるとみている。

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