端末からの情報流出防止 サイバー攻撃対処で政府

 【共同】政府は2020年開催の東京五輪・パラリンピックを見据えたサイバー攻撃対処の一環として、各府省庁で使うパソコンやスマートフォンなど端末からの情報流出を防ぐ対策を強化する方針を固めた。製造段階で不正プログラムが組み込まれる「サプライチェーン・リスク」と呼ばれる危険を重視。情報システムを構築する企業に端末の製造過程の詳しい情報開示を求めるほか、関連企業役員の国籍を確認する。政府関係者が11日、明らかにした。

 企業側が契約前に、企業秘密にあたる製品の製造過程などを詳細に開示するかは見通せず、どこまで実効性を担保できるかが課題となる。

 強化策は、行政機関が新たにインターネット上に情報ネットワークを構築する際、使用するパソコンの調達や管理を企業に委託契約する段階での製造過程情報の開示に加え、(1)関連企業がどこの国の企業と資本関係にあるか(2)サイバー攻撃の発信元と関係がないか―を調べるため、役員や契約に関わる社員の国籍、社歴も確認する。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る