フォードもHV専用モデル〜18年、トヨタ「プリウス」に対抗
- 2014年8月21日
- 米国ビジネス
フォードが2018年後半、トヨタ自動車の「プリウス」に対抗する小型ハイブリッド車(HV)シリーズを発売することが、20日明らかになった。
ロイター通信が消息筋の話として報じたところによると、新製品は「フュージョン・ハイブリッド」など、ガソリン・エンジン版と並行して売られる車種と異なり、同社として初めてHV専用の新車種になる見込みだ。19年モデルとして発売されるHV(コード名:C240)の車種名は決まっていないが、製造はデトロイト郊外のミシガン州ウェイン工場で行われ、年産約12万台が計画されている。
消息筋によると、フォードは最終的にプリウスと同様、複数のボディ形状の新HVを投入する見通し。一方、約21年前に日本でプリウスを発売したトヨタは15年後半、プリウスの4世代目を投入する見通しだ。
新しいHVシリーズは、次世代型「フォーカス」および「エスケイプ」と同じ世界共通の車台「C2」を採用するという。
北米で00年から販売されているプリウスは、HV市場を先導し続け、13年には世界販売が40万台を超えた。しかし、14年1〜7月の米国販売は前年同期比11%減の12万7776台にとどまっている。
消息筋によると、ゼネラル・モーターズ(GM)は向こう1年以内に、プラグイン・ハイブリッド車「シボレー・ボルト」の改良版を16年モデルとして発売する。ボルトの1〜7月米販売は、9%減の1万635台と低迷している。
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