国境なき医師団に感染者 エボラ出血熱、死者2630人

 【共同】国境なき医師団(MSF)フランスは18日、パリで記者会見し、西アフリカのリベリアで同団体のボランティアとして活動していたフランス人女性がエボラ出血熱に感染、同日中にもフランスに搬送されると発表した。フランス公共ラジオによると、同国人の感染確認は初めて。

 一方、世界保健機関(WHO)は18日、西アフリカで流行するエボラ出血熱の死者(疑い例を含む)が14日時点で計2630人に達したと発表した。

 MSFは3月に流行が確認された当初から現地にスタッフを派遣。MSFは十分な防護装備を持ち、活動時間の制限などでスタッフの感染を防いできたが、MSFの能力を上回る規模で流行が広がっている恐れがある。

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