サッカー通じ民族融和を ボスニアで日本が支援
- 2015年1月21日
- スポーツニュース
【共同】ボスニア・ヘルツェゴビナの民族紛争(1992〜95年)の激戦地、南部モスタルで子どものサッカーを通じて民族融和を進めようと、日本政府は21日、モスタル市にサッカー場の整備資金約22万6500ユーロ(約3100万円)を無償供与する文書に署名した。
署名式は市役所で行われた。モスタルでは、元サッカー日本代表主将の宮本恒靖さん(37)が子どものためのサッカーアカデミー開設を計画。異なる民族の子どもに一緒にサッカーを楽しんでもらう構想で、同サッカー場が活動拠点になる予定だ。
今年は紛争終結から20年。山崎日出男駐ボスニア・ヘルツェゴビナ大使は「民族融和の記念すべき事業にしたい」と強調。宮本さんは「子どもに他人を尊重する気持ちやチームワークを学ぶ機会を与えたい」と話した。
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