マニラ市街戦の犠牲者追悼 日米攻防で市民10万人犠牲
- 2015年2月3日
- 世界のニュース
【共同】太平洋戦争で日本軍が占領していたフィリピンの首都マニラで、米軍を中心とする連合国軍との間で1カ月にわたる市街戦が始まってから3日で70年。マニラ市役所で式典が開かれ、戦闘に巻き込まれて犠牲になった約10万人の市民らを追悼した。
当時7歳だった元大統領のジョセフ・エストラダ市長(77)は、砲撃や戦闘の音を今でも覚えていると演説。「戦争では結局のところ、誰も勝者にはなり得ない」と述べ、二度と戦禍を繰り返してはならないとの市民感情を代弁した。
開戦間もない1942年1月、日本軍はマニラを占領。占領中に連合国側の民間人ら約4000人が収容されていたサントトマス大では、博物館で記念展示を開催。米国から訪れた元収容者のサーシャ・ジャンセンさん(81)は2年間の収容所生活を「食べ物が十分与えられずつらかった」と振り返り、「日本人は過去を学んでいない」と、歴史教育の重要さを訴えた。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ